今年の北海道組みは例年より帰り仕度が早く、函館在厩組みも早々と帰厩したが何しろ函館・札幌と今年の洋芝でのレースは長短問わずレコードラッシュに沸いた。
元々北海道に遠征する馬は体質的に弱いところのある馬が多いのだが、それと共に一昔前は考えられなかった事だが、二日間北海道横断牧場めぐりのブログでも公開したが、5月の連休前だと言うのに静内で34度を記録したのにはビックリしたし、東京に帰って来てから厩舎でその話をしても誰も信じてくれなかった。
しかし、ここ数年ニュースで北海道で34・35度が伝えられるように成り、私にとっては「何を今更・・・」の話だが「実体験に勝るものは無い!!」である。
さて当初のメンバーから大幅にメンバーが変わりつつある二歳新馬戦だが「出涸らしの番茶」では冷やしても温めても色付きの水に過ぎない。
新馬戦は賞金額でも解る通り、権威の有るレースで一度でも馬主に成ったら、下手な特別戦を勝つより新馬戦を勝ちたいと思うものだ。
デビュー戦デビュー勝ちを経験すると「俺でもダービー馬主に成れるかも・・・」と錯覚するし、デビューから5連勝でもしたものなら「何の心配も要らないから・・・何かあったら連絡します」と厩舎にも煙たがられてしまうものだ。
さて土曜日は札幌で1鞍・新潟で2鞍・小倉で1鞍の計4鞍の新馬戦が組まれているが、先にもお伝えした通り当初の予定とはメンバーが替わり頭の切り替えが必要と成った夏競馬の架橋戦と成った。
札幌5R 芝1500m新馬戦
徐々に巻く利が決まる北海道の洋芝コースと成って来たが、それでも平坦小回りの新馬戦だけに先行力は欠かせない武器になる。
ましてや有力所が決め手勝負の馬が揃うと益々展開の利も手伝って好走に繋がるのは言うまでも無いが、このレースには餡子が詰まった馬が複数存在し、鞍上のレース判断が結果を大きく左右するレースと言えるだろう。
とは言ってもJR馬としてランクインした馬は枠順が決まる前からはっきりしており、この新馬戦もデビュー戦でJR馬としてランクインした馬に軍配が上がる筈だ。
母系から注目されているダノングレース・テン良し・中良し・終い良しの3拍子揃ったミカリーニョ・藤沢和厩舎がローテーションを守りキッチリ使い分けての出走と成るドラヴィアーターの3頭がJR馬と成った。
新潟5R 芝2000m新馬戦
嫌でも新潟芝コースの新馬戦はスローペースに成りがちだが、内回りとは言え、2000mの新馬戦と成ればヘルメットに赤とんぼが止まる様なペースが見え隠れする。
それを百も承知の上でこのレースに駒を進めて来た馬も居るが、ラスト3F-32秒台の前半を使える馬と成ると限られて来る。
成らば「行ったもの勝ち」と成る訳だが、ナントものレースのJR馬はアメノムラクモとプリスフルデイズの二頭と言うではないか!?
成らば赤子の手を捻る位簡単なレースで馬単3点プラスワンにするか、ヨダレの出る三連単四点で攻めるかのレースだろう。
新潟6R 芝1400m混合新馬戦
馬券対象馬の少ない新馬戦と成ったが、如何せん距離の1400mと言うのが曲者で、芝・ダート問わずこの距離は紛れが付き物である。
「帯びに短し、襷に長し、丁度良いのが俺の◎〇」と言う都々逸があるが、そもそも厩舎サイドが新馬戦で1400m戦を選択するのは今後のレース方向を定めるために「まぁ中間とって1400mでも使ってみるか・・・」が多い。
ここがポイントである。
新馬戦で1400mを使った馬が二戦目にどの距離を選択するかで狙いが大きく変わって来る。
1400mの新馬戦は陣営にとっても我々にとっても馬券のヒントが隠されているレースで、次走に向けてジックリ観戦必至のレースである。
俗に言う「1400mのスペシャリスト」を発見出来るのも確かで、今後の1400mの新馬戦は芝・ダート問わず、目線を変えて観戦して頂きたいものだ。
帯びに短し→ララマ・襷に長し→マイティーワークスの二頭がJR馬としてランクインした。
小倉5R 芝1200m混合新馬戦
小倉競馬はこれからが二歳馬にとって目玉のレースが続く訳だが、他場の新馬戦は一段落付いたが、小倉競馬にはまだまだ見逃せない二歳馬が揃っている。
このレースに出走のモズスーパーフレアもそんな1頭で坂路で見せる短距離馬特有の馬体がグッグッと沈む走りは間違いなく一級品で二歳の新馬戦ならモノが違う筈だ。
稽古は動いたジューンナイトも面白い存在だが、芝1200mではスピード負けしそうだし、同じマル外のジャスパープリンスは完成度の面で一枚落ちるが私の見解である。
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