自称ルートC事エプソムC(G3)が今週の横綱レースだが、毎年この次期に成ると夏競馬の始まりを感じる。
今年は登録こそ19頭とこまは揃っていたが出否未定馬が複数いて「除外にはなら無いだろう」と賞金的に危ぶまれた馬も充分に負荷を掛けて熱心に追い切られていた。
三歳馬こそ登録は無いものの4~9歳馬まで6世代に及ぶバライティに富んだメンバーと成ったOP戦だが、確たる中心馬は居らず、展開面と状態のチェックが重要なポイントと成りそうだ。
勿論、JRポイントも今の東京コースには必要不可欠の要素で、現状のJR馬はこの時期から夏のローカル開催では目の離せない要素でもある。
日曜日のメインレースなだけにWin5の対象レースに成っており、先週の安田記念同様「人気薄のJR馬」は特に要注意と言えるだろう。
特にローカル開催前の平場戦での人気薄のJR馬が腰を抜かす様な配当をプレゼントしてくれる訳だし、D1600m戦はJR馬・RNの高い馬からの勝負に限ると言える。
又、土曜日の東京競馬は早くも新馬戦が2鞍組まれており、着々と今年の二歳重賞レースに向けて駒が揃ってきた。
再三お伝えの通り、昔は厩舎の看板馬は夏を越してからのデビューが王道とされていたが、近年そんなのんきな事をしているとクラシックに間に合わなくなってきたのが現状で、早めに出走権を確保し、本番から逆ローテーションを組む陣営が多くなっている。
今年のダービー馬は正に「ダービーを取るためだけに青写真を描いた」と言っても過言じゃないだろう。
常識外れの「皐月賞を叩き台」は前発表した通りで「新馬戦の開催がたった2週早まった事で競馬の図式が大きく変わるだろう」は三年経った今、断言通り現実のものに成った。
明日は第34回エプソムC(G3)のJR馬の解説を行ないますのでご期待下さい。