ベルモントS出走のJR馬に異変あり

当社のシュミレーションソフト「優駿への道」はJRA中央競馬会が主催するレースだけでなく、公営馬は勿論だが、過去にも公開したドバイワールドC・凱旋門賞の様に、日本馬と世界各国の優駿達との比較も出来る様に設計されている。

当然1度も走った事の無い新馬戦の段階でも後のG1馬を見逃す事が無いのも、このJR馬からクラシックホースが誕生するのも新馬戦、即ちデビュー戦で解ると言う代物で常識的に理解して頂くには相当IQが高い人か、人間を越えロボット化した頭脳の持ち主と言えるだろう。

 

昨日の新馬戦の解説でも解る通り、設計した私でさえ出て来たJRポイントを疑う事があるが、「結果が全て」の勝負の世界だけに人間の私感・感情・夢等ねずみの餌にも成らないと言える。

 

それでもニュースは必要で、まして人工頭脳化すればするほど現実に起こって居る事をPCにデーターとして入力しなければ只の電卓に過ぎないものになり、進化したモノは生まれない。

 

日曜日、ベルモントパーク競馬馬で行なわれるアメリガ3冠レース最後のベルモントSには日本からエピカリスが参戦するが、イギリスの最大ブックメーカーは2番人気の評価にして注目を集めている。

当社シュミレーションソフト「優駿の道」もJRポイント第3位と評価し、昨年アメリカ3冠レース全てに参戦し、ラストのベルモントSで三着となったラニよりも高い評価を与えている。

 

勿論、デビュー戦から全て日本に置いてJR馬としてランクインした馬でベルモント競馬場のダートは日本馬向きの馬場形態と言う事も今回JR馬としてランクイン出来た要因だろう。

 

しかしここに来てエピカリスに思わぬ事態が発生した。

既にご存知の方も居ることだろうが、水曜日の追い切り後に歩様に乱れを見せ、検査の結果爪が割れており、足元に熱を発していたと言う。

事実確認は海外のため出来ないが、こんな話はガセネタとは考えられないし、後処置が「消炎剤」と聞いて益々ビックリしている。

 

ここ2日間は稽古を休み、厩舎廻りを引き運動で誤魔化しているのは事実で、いくら一生で一度のチャンスとは言え、三歳馬のこの馬を酷使する意味が何処にあるのだろう。

私が馬主の立場なら調教師がなんと言おうが、レースを使わずに帰国の準備をするし、レース自体も観戦せず一緒に帰国するだろう。

 

あのブログで解説した最初に勝った凱旋門賞の時、直前でJR馬が2頭回避し、JR馬はトレヴ1頭と成りまだ当時は日本では無名だったが、楽勝を演じている。

今回ベルモントSでJR馬の残りの2頭はアイリッシュウオークゴームリーの2頭だけとなり勝つのはどちらかだと思える。

馬券も割れており、海外投票でもJRA投票でも妙味のあるレースに成ったと言える。

 

さてさて2017年度二歳新馬戦も早くも4日目に突入です。

昨日は東西共に1鞍づつ有りましたが、JR馬は1勝2着2回と成りました。

着々と2017年度二歳重賞路線の図式が見えてまいりましたが、二歳重賞路線だけでなく、2018年度の春のクラシックにも繋がる馬も続々とデビューして参ります。

 

本日は東京競馬場で2鞍・阪神競馬場で1鞍の計2鞍の新馬戦が組まれておりますが、まずは注目を集める東京5R芝1800m新馬戦からお伝えしましょう。

いわずと知れたアパパネの2番仔ジナンボウがデビューです。

土曜日の第6Rに全兄モクレレが骨折明けで出走して参りましたが「弟の露払い」には成らず、5着と成りました。

デビュー当時から偉大な母を持つと人間も馬も男の子はだらしなく、女の子は輝ると言われますがモクレレもジナンボウも見栄えのする黒鹿毛馬で素人受けのする馬である事は確かでしょう。

只、違うのはモクレレはデビュー戦でJR馬としてランクインしておらず、ジナンボウはランクインしている事でこの時点で既に兄を越えている事です。

勿論、この図式は逆転することは有りませんし、関係者は「兄弟対決を見たいものだ」と望んでいますが、年齢的には可能でもこの2頭にはレベルの差が有り、一生2頭が対戦する日が来ない気がしております。

 

もう1頭が外国産馬のフィールシュパースで種牡馬と母系とのアンバランスは気に成るが、綺麗に輝る鹿毛色の馬体には惚れ惚れします。

スピード馬と言うより、力馬と言う骨格から中竹調教師はこの東京芝1800mをチョィスしたのでしょう。

確かに飛びの大きな馬で小回りコースより東京コース向きの馬で、この東京開催中に勝たないとこれから始まる夏競馬の殆どが小回りコースでこの馬に取っては厳しい戦いに成りそうです。

 

クズを出さない母系にハーツクライとの配合で個人的にも魅力を感じているジュンエスポワールですが、いくら輸送を加味したとは言え、もう少し負荷を懸けて調整して欲しかったものです。

これが近年の「森式調整法」と言えばそれまでですが、近年成績が上がらない森厩舎の要因はこんな所にあるのではないでしょうか・・・

 

もう一つの新馬戦は今季初の牝馬限定戦芝1600m戦で、今年も昨年同様、牡馬より牝馬の方がレベルが高そうに思えるメンバー構成と成った。

間違いなく重賞戦線を賑わす1頭と断言出来るのが母系にゴールドティアラの血が隆々と流れ、芝・ダート問わず、馬代金を早く回収し、尚且つ重賞路線でも活躍が期待出来る馬とPOGファンにもお勧めしたのがレッドレグナントである。

繁殖に上がっても成功すると断言出来るし、ここでロードカナロアを配合した事で種牡馬の相手が広がった。

この馬のレース成績が種牡馬相手だけでなく、産駒の価値を高める訳だが、長い目で楽しめる馬の誕生と言える。

 

近年は4月生まれの馬でも「遅生まれ」扱いに成る時代に成ったが、我々がこの業界に飛び込んだ時代は4月生まれが殆どで、5月生まれの馬でも充分クラシックに間に合った。

ここに出走のホーリレジェントは4月21日生まれでこのメンバーでは一番の遅生まれと知り、ビックリしている。

最初に付けた種馬と相性が会わず、2度目3度目でやっと受胎した時に遅生まれに成る事が良くあるが、この馬の場合は確かにその可能性がある馬でもある。

ここに至る調整過程は頗る順調に来ており、この馬の力は充分に出せそうだが、馬自身に奥が無い様に見えるのは私だけだろうか・・・

 

逆に1月27日生まれのトーセンアンバーだが、2歳馬のこの時期の3ヶ月違いと成ると、人間の世界では1学年違いの差があるほどである。

そうは見えないのはディープインパクト産駒の特徴でも有る訳だが、オベンチャラでも「立派な馬ですねぇ」とは言えない馬体である。

稽古内容に負荷を懸けずに本数で調整しているのもそんな所にあるのだが「実戦に行って良いタイプ」はこんな馬に多い事を頭に叩き込んで置いて頂きたい。

 

さてさて阪神競馬場では芝1200m新馬戦が組まれている。

ここのメンバーは短い夏を思い切り飛び交う陽炎の様なメンバーで、然程お勧め出来る馬は見当らない。

強いて上げれば芝1200mの新馬戦と割り切れば、JR馬としてランクインしたアイアンクローだろうが、当てて配当を手にすると出走する度に気に成る存在に成るだけにここはケンに限るレースだろう。

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