私の格言に「東京D1600mと中山D1800m混合戦は牝馬は黙って消せ!!」が有るが、今年のレースには牝馬4頭が出走して来た。
ここにも「今年の3歳牝馬はレベルが高い」と言う証にも成るのだが、東京D1600m戦と成るとどんなにレベルが違ってもレースでは力が半減する事は私の格言を歴史が証明している。
まして異常人気の1本人気では手も足もチンチンも出ないし、恥ずかしくて出せない。
まして命より2番目に大切なお金を出すなんてとんでもない話でズバリ切り捨てた。
昨日の第22回ユニコーンS(G3)で陣営の「無様なレースをしたら笑われるし、何を言われるか・・・出走させる以上結果で答えを出したい」の超強気な意気込みを完全に無視し、当社の出した結論である。
陣営の信念とポリシーに応えるには我々も「信念とポリシーで応える」が武士道であり、競馬サークルで行きぬく礼儀だと我々は思っている。
まして第1回ユニコーン(G3)が新設されることが発表と同時に「やっと日本にもG1の登竜門が出来た!!」と三歳限定ダート重賞を絶賛した事は当社ファン・会員の皆様はご存知の通りで、この解説と同時にその裏付け・根拠が話題に成ったが「歴史が必ず証明してくれる」と断言し、第1回ユニコーンSの覇者から10年間は皐月賞や日本ダービーの覇者より高い確率でG1馬が続出した事は歴史が証明してくれている。
そしてレパードS(G3)の新設が発表と同時に「王道G1の登竜門レパードS!!」と大見得を切ったが、このレパードSからも後のG1馬が続出した事はご存知の通りで、如何に日本の競馬にダートレースが重要であるか、二歳馬・三歳馬の早い時期でのダートレースが重要かを理解して頂けると思う。
昭和の末期からJRA中央競馬会は芝のスピード競馬にシフトし、グレード制を導入してからもダート部門は後れを取り、今でも3歳限定重賞にはG3は有るがG2も無ければG1も無いと言う変則グレード制を用いており、世界の競馬後進国より劣る番組つくりには先日もこのブログで紹介した通り、各厩舎からも見直しの要望が多いのは当然だろう。
馬を管理する立場とイベントを行なう立場とのギャップはあるにせよ、それに躍らせられる競馬ファンの殆どが「芝のレース方が格上」と認識している責任は主催者にあると言える。
当社は設立当初からダート戦の重要性を唱えて来たが、その認知度が低いのは「己の力が足りない・・・」からと認識しているが、再三起こる競馬での事故は圧倒的に芝でのレースである事を理解して頂きたい。
先週から函館開催がスタートしたが、レコードタイムが続出し主催者は喜んでいる様だが、その陰で泣いている被害者(馬)にも目を向けて欲しいものだ。
歴史的には確かに競馬の原点は確かにヨーロッパだが、世界の競馬史は50年前から塗り替えられている。
「天に向かって唾をする愚か者」と言われそうだが、喜んでその言葉を頂こう。