気に成る馬場状態だが・・・

思ったほど雨の量が少なかった様で今日現在(23日Am11時)阪神競馬場も東京競馬場も芝・ダート共に良馬場と成っている。
「今週末は極悪馬場に成るだろう」と心配されたが、逆に個人的には「ここの所の高速馬場は避けて欲しい」と思っていた訳だが、馬券的にと言うより、再三このブログでお伝えの通り馬場が渋った時のレースよりパンパンの良馬場の方が馬にとってレース後の反動が大きいし、足元への負担・故障度は雲泥の差が出てくる。

1本人気を集めるだろうキタサンブラックの評価に一点の不安が有るとしたらこの春の天皇賞でディープインパクトのコースレコードを大幅に塗り替え、ここ2戦パンパンの馬場で2連勝した事の目に見えない反動な訳だし、三度高速馬場でのレースに成るとこの秋最大の目標である凱旋門賞に向けてのレース後のケアが問題になる。

デビュー以来、このブログで絶賛して来た(過剰評価との指摘も有ったが)、今では誰もが認める現役最強馬と認められているが、シュミレーションソフト「優駿への道」はデビュー前からい今日までその評価は変えていない。

一部では「血統の図式を越えた名馬」と評価する向きもあるが、父ブラックタイドはディープインパクトの全兄弟だし、母の父にはサクラバクシンオーの血が流れており、馬鹿な血統論者は「距離に限界がある」とし、勝っても勝ってもこの馬の評価を下げ続け、デビュー以来12戦目の京都大賞典(G2)が初の1番人気と言うから「チンチンでお茶を沸かす」とはこの事だろう、チンチンと・・・・

「木を見て森を見ず」と言う諺が有るが、目先の評価では「どの木にカブトムシが止まっているか?」は見えない訳で、私がキタサンブラックを高く評価したのはブラックタイドでもないし、母の父サクラバクシンオーでもなく「隔世遺伝」の凄さである。

ブラックタイドの父は誰もが知るサンディーサイレンスであり、母はウインドインハーヘアでディープインパクトと同じである。

母の父サクラバクシンオーがあまりにもスピードが有り過ぎて馬鹿な血統論者やミーハーは「距離に限界がある」と評したのだろが、サクラバクシンオーの父はサクラユタカオーで、私と福永二三雄との距離が一気に縮まったのは「大好きな馬は何ですか?」の質問に「藤田さんは何なの?」と逆に質問され「私はサクラユタカオーです!!」と答えると「何でだね?」と聞かれた。

「私の持論ですが、1800mを制すは日本を制すと思っており、日本で一番1800m戦で強いのはサクラユタカオーだと思っているからです、種牡馬に成っても成功すると確信してます!!」と言うと「1800mで一番速いのは角さんのマキノホープじゃないんかね?」と笑われた。

「師匠!!私は一番早い馬とは言っていません、一番強い馬としてユタカオーを挙げました!!」
「邦ちゃんと同じ事を言ってるねぇ・・・俺もユタカオーが一番好きだし、乗れるものなら一度は跨ってみたい馬だね」と言っていた。

当時、交流が有った小島太(現調教師)から何度もユタカオーの事を聞かされていた様だが「あいつが乗ってもアレだけ走るんだから相当な馬だろう」が口癖で、そのDNAはブルードメアに成ってから生かされたと言える。

当時、福永厩舎にジョッキーを目指して小島太の長男が弟子入りしていたが、身体が大きく成り過ぎて挫折し出戻った(現在小島太厩舎で調教助手)が、厩世界は狭い世界である。

さてさて明日の天気も気に成るが、正直雨後のパンパンの良馬場は馬場が固くなり過ぎるだけにもう一雨欲しい所だが・・・

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