毎週この競馬コーヒータイムをご覧頂いている皆様はご存知と思いますが、2017年度の新馬戦がスタートしてまだ1ヶ月が過ぎたばかりですが、今年は昨年を上回るハイスピードで新馬戦のJR馬がデビュー戦でデビュー勝ちを28頭しました。
これは再三お伝えの通り、新馬戦のスタートがたった2週繰り上がった事でクラシックへの出走確保をノンビリ構えて居られなくなったのが現状で、一昔前なら厩舎の看板馬は夏を越えてからの秋競馬に備えて調整して来ましたが、二勝馬ではクラシックへの出走は難しくなったのが現状で3勝以上、又は重賞勝ちが絶対条件と成って参りました。
と成るとローテーションを考えると新馬勝ちが絶対条件と成り、新馬勝ちをする上ではデビュー戦でJR馬としてランクインする事は過去のクラシック馬が立証した訳で、今年も三歳馬クラシックを制した馬は100%デビュー戦でJR馬としてランクインした馬ばかりです。
これは今年の三歳馬に限った事ではなく、当社シュミレーションソフト「優駿への道」を世に発表して以来40年以上も続いている訳で、今年の二歳馬も勿論同じ道を辿る事でしょう。
しかも恐ろしい事に今年の古馬のG1を制した馬も全てデビュー戦でJR馬としてランクインした馬が100%制している訳で、これを偶然の産物と評価する事に矛盾が生まれて来ます。
本日も函館で1鞍・福島で2鞍・中京で1鞍の計4鞍の新馬戦が組まれていますが、準追ってJR馬を公開して参りますのでご期待下さい。
まずは函館の第5Rに芝1200m混合新馬戦が組まれています。
頭数こそ7頭と成りましたが、出走馬全てがタイムオーバーに成らない限りグルリ1周するだけで1ヶ月の預託料を算出出来る訳で、馬主救済新馬戦と成りました。
とは言っても1着から3着までが馬券対象馬で、3着以内確保出来る馬は4頭に縛られるレースで、4頭でも多いと思うのは私だけでしょうか!?
このレースのJR馬とランクインした馬は1番スズカワークシップと6番ダンツコンフォートの2頭で洋芝の1200m戦と言う条件を考え合わせると、仕上がりの面では今一でも函館入厩が早く、環境にも慣れ、実践タイプと言える6番ダンツコンフォートの方に軍配を挙げました。
福島第5Rに芝1200m混合新馬戦が組まれています。
11頭中約半数の5頭が馬券対象外の馬で実質6頭立てのレースと成りましたが、ここもJR馬は8番マドモアゼルと10番マイネルカルムの2頭と成りました。
再三お伝えの通り、この時期の二歳馬が古馬の調教メニューをこなすと言う事は、小学校の2年生が理科の教科書を通り越し、科学の教科書を理解する様なものである。
しかも「お兄ちゃんその答え間違っているよ」と指摘するレベルに達していると言えるのがブラックタイド産駒の8番マドモアゼルで、半兄のサイモンゼーレはデビュー2戦目での勝利だったが、この馬はあっさりデビュー勝ち出来そうなレベルに達している。
福島第6RにはD1150m新馬戦が組まれている。
ここは人気と実力とのバランスが崩れたメンバー構成と成り、波乱度の高い新馬戦と成ったが、JR馬は前売りの段階では穴から数えた方が早い10番人気を分け合っている7番ニシノシコンと現段階で5番人気の9番ポフツカワの2頭がJR馬と成った。
この事でも解る通り、餡子の詰まったデビュー馬の多い一戦で、新馬戦好きの競馬ファンには堪らないレースに成ったと言える。
今年デビューの▲武藤雅騎手は4勝で今年新人騎手ではトップを走るが、ナント2着9回と詰めの甘さもトップを走る。
「早く親父さんの馬で勝ちたいです」と馬主からの応援もあり、脈のある馬に騎乗チャンスを貰って来たが、そろそろ結果を出さないと後が続かなくなるのが勝負の世界でもある。
中京第5Rに芝1600m新馬戦が組まれている。
ここは粒の揃った一戦でJR馬は5番スワヴポルトス・8番ガゼポ・11番クワトレフォイルの3頭と成った。
特に先の東京都議選じゃないが、当確ラインに立っているのがクロフネ産駒の5番スワヴポルトスで1週前の段階で出走体制は整っていたが、確勝を期しての1週遅らせてのデビューと成った。
先週の段階では父クロフネを思わせる追い切り内容だったが、今週は母父ディープインパクトを彷彿させる卯木気を見せた。
現にこの馬の身体はクロフネと言うより、ディープインパクトに近く、走りもどんなに狭い所からでも割って抜け出す馬に成ると思っている。
本日は以上です。
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