新たな歴史に向けた新たな軌跡がスタートします。

先週の日本ダービー(G1)はM・デムーロ騎手にマスコミは掻き回され餡子の詰まった1番人気の指示と成ったが、実際には「皐月賞で2着に成ったペルシアンナイトでは勝てない」と言うミルコの読みは間違っていなかったと言える。
幾らなんでも皐月賞2着馬をダービーでキャンセルする事は日本のダービー史上類がない事で、それも出走権が無い段階でのアドミラブルの騎乗を決めていたから青葉賞(G2)は相当自信があっただろうし、あんなやんちゃな競馬でも勝ったのだからマスコミの高評価は責められないだろう。
枠順を云々するのは勝手だが、我々団塊世代の日本ダービーの18番枠は「ラッキー!」といえた時代で、ましてや18頭立ての18番枠で躊躇する様な馬に◎を撃つ事事態間違っていると言うモノだ。
今年の日本ダービーもオークスの流れがそのまま直結したレースと成ったが、オークスの1000mの通過ラップが1分01秒7に対し、ダービーでの1000mの通過ラップが1分03秒2だから1秒5遅い訳で、C・ルメールが一見無謀と思える向こう正面での先行策は「あいつの体感スピードはセイコー社だね」と現役を引退した池江朗元調教師が舌を巻くほどである。
ビクトリアマイルC(G1)→オークス(G1)→日本ダービー(G1)と3週連続東京コースのG1を連勝し、今週は勢いに乗って安田記念(G1)も連覇すれば「前人未到のV4」と成る訳だが、兎も角レースの流れを読む天性のモノには脱帽する。
そのC・ルメールは安田記念にはイスラボニータに騎乗する訳だが、この世代の3冠は皐月賞イスラボニータ・日本ダービーワンアンドオンリー・菊花賞トーホージャッカルと全て勝ち馬が異なる世代だが、イスラボニータは前走のマイラーズC(G2)が初の世代別で勝利で同世代で勝ったセントライト記念(G2)以来で2年7ヶ月振りの勝利である。
ダービー馬のワンアンドオンリーは未だに日本ダービー(G1)以来勝ち星が無いし、菊花賞馬のトーホージャッカルは菊花賞後は未勝利のまま引退し、私の格言でもある「3冠レースで最も強い馬が勝つのはダービー馬でもなければ菊花賞場でもない皐月賞馬である」をこの世代が証明してくれている。
果たして三年2ヶ月振りにイスラボニータがG1奪取と成るかはいささか疑問に成るが、今年の安田記念(G1)の登録馬を検証すると有力所は6歳馬が占めている。
又、昨年の覇者ロゴタイプも皐月賞馬で、鞍上の田辺騎手は無条件で7戦6勝2着1回連対100%のグレーターロンドを捨てロゴタイプを取った。
これには訳在りだが(爪に不安が発生しており出否未定だった)、今朝調教を付けた福永祐騎手は「想像してた通りで乗り味の良い馬です、後は調教師がどう判断するかですね」と体制的には整っている様子だった。
残念ながら三歳馬の参戦は無いが、4歳馬からはエアスピネルとブラックスピネル尖晶石2頭の参戦で共に個人的に好きな宝石だが、私の50年前の彼女はピンクスピネルが大好きだった。
当時は一山ナンボで買えたが、今では一サジプラチナ以上の値が付く訳で時代の価値観の違いは恐ろしいものである。
今週から2017年度新馬戦がスタートしますが、準備は整っていますか?
明日は本日の調教後の変わり身とJR馬を前発表したいと思いますが、2017年ルート66ファン感謝ディのご案内が届いていない皆様は下記のJRホース倶楽部アドレスにご一報下さい。
アドレス:jrh.club@gmail.com